SDGs

生協くまもとのSDGs

私たちは熊本地震を経験し、教訓を得、乗り越えようと力を寄せ合っています。この体験によって図らずも生協の総合力を強く自覚することができました。私たちは、助け合いの思いを広め社会的役割をより一層発揮し、全国の生協とともに力をあわせ、誰一人取り残さないをテーマとした「SDGs」の達成をめざします。

※SDGsとは…
誰一人取り残さない持続可能な社会の実現のために、2030年までに達成しようと国連で採択した環境や社会、経済に関する17の目標です。

生協くまもとSDGs行動宣言達成へのアプローチ

2015年9月国連総会において193ヶ国が合意した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を受け、2018年6月日本生協連総会で特別アピールとして「コープSDGs行動宣言」が採択されました。 私たちもまさに身近な自分事として考え日々の暮らしの中でできることに取り組むために「生協くまもと SDGs行動宣言」を掲げ、その達成に向け2030年までの目標となるアクションプランを提示します。

安心・安全で品質や価格に納得し利用するだけで十分だから関心が持てないという組合員もいるかもしれません。しかし、自分の子や孫そして将来の世代までが暮らし続けられる社会や環境を維持してあげたい、と思わない組合員はいないでしょう。一人ひとりがこの取り組みに加わることは生協の組合員であるプライドでありアイデンティティにほかなりません。

一人でも多くの組合員の共感と賛同、そして取り組みへの新たな行動を期待します。

SDGsとして示された17のゴールと169のターゲット。環境や社会、経済の解決すべき課題について細かに目標を定めています。そもそもこれまでの長い期間、生協は多くの社会的課題解決に自ら取り組みを続けてきました。その延長上にほかなりませんが、熊本にある様々な地域に暮らす私たちにできることを考え行動を開始したいと思います。合わせていまやっている行動をさらに一歩進められたら最高です。

では、私たちにできることとは何でしょうか。どうすればこの目標を達成できるのでしょうか。

まずはSDGsをともに学びまわりの人に広げることが必要であり、自分の暮らしのあり方を見直し整理することだ、と言われています。まぁいいか、とこれまでどおりの同じ暮らし方を続けていれば事態を変えることはできません。自分のまわりのことだけで満足し気付かないまま資源をすべて使いきり将来の人々に何も残らない開発は持続可能ではありません。

政治学者マイケル・グリーンは、目標達成のためには「人としての幸福を選択し、少しだけ富を他にまわすことだ」と言っています。少しだけ考えて買い物することが新たな行動の一歩だと言えるのではないでしょうか。気づき、考え、想像し、行動する、「生協くまもと SDGs行動宣言」にそった目標達成のためのアクションプランをみんなで進めていきましょう!

生協くまもとのSDGs行動宣言

1. 持続可能な暮らしのために、生協商品の価値やエシカル消費を理解し、生産県くまもとを大切にする活動を進めます。

行動計画

● 熊本地域発商品をみんなで応援しよう!
みんなで開発した「生協くまもとのこだわり豆腐 夢」、「お城納豆パワーキッズ(熊本市産)」、「果実のぽんす早摘みデコ」、生産者限定の「くまさん牛乳」、「くまさんポークウインナー」、「食パンかおり」は原材料にこだわり、熊本のこだわりとおいしさが詰まった商品です。これからもずっと食べ続けられるように応援のほどよろしくお願いします!

● 日生協エシカル消費対応商品を応援しよう!
年間を通してエシカルな商品を選べるキャンペーンもいろいろあります。ぜひ使って応援、食べて応援してください。

海のエコラベル(MSC認証、ASC認証)商品を買ってみよう!

骨取り赤魚の煮付け、白身魚のタルタルソースフライ、いくら醤油漬など

森のエコラベル(RSPO認証、FSC認証、レインフォレスト・アライアンス認証)商品を買ってみよう!

コープヌードル、CO・OPティッシュ、カカオ70%チョコレート、セフターなど

スマイルスクールプロジェクトを応援しよう!

CO・OPコアノンロールシリーズを1パック購入すると1円がユニセフを通じてアンゴラ共和国に寄付され、子どもたちが学ぶ環境つくりに使われます。

レッドカップキャンペーンを応援しよう!

2014年にスタートした取り組みで、飢餓に苦しむ子どもたちに学校給食を届けます。コープヌードルシリーズやカップスープシリーズなど、対象商品1個につき1円が「国連WFP協会」に寄付されます。

ピンクリボン運動に参加しよう!

コープ化粧品が対象です。1品につき1円をJ.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)へ寄付し、乳がんへの啓発や患者・家族の支援に使われます。

障がい者ノルディックスキー応援キャンペーンに参加しよう!

応援食クッキー一袋につき1円がパラノルディックスキー次世代を担うジュニアチームに寄付されます。

コープの洗剤環境寄付キャンペーンに参加しよう!

WWF(世界自然保護基金)を通じ、インドネシアの小規模パーム農園の持続可能な生産などを支援するプロジェクトで使われます。セフターなどコープの洗剤1品につき0.5円が寄付されます。

2. 安心して暮らし続けられる地域社会づくりに積極的に参加し、多様な人々が共に暮らし、健康で笑顔になる活動を進めます。

行動計画

● 安心して暮らせる地域の基地づくり計画(春日プラン)を応援しよう!

健康チェック相談会に参加しよう

コープ春日・コープ合志で定期的に開催しています。データは蓄積され看護師との相談もできます。毎月の参加で自己管理しましょう。

フードドライブに参加しよう

「あなたのもったいないをだれかのありがとうへ」を合言葉に、2017年11月に取り組みをスタートさせ、現在では県内5店舗で実施しています。これまでにご提供いただいた食品は、県内の子ども食堂関連団体へ寄付を行っています。

組合員サポーターとして活動しよう

春日プランを含めさまざまな活動にサポーターとして一緒に活動しませんか。
コープ春日子ども食堂や地域発商品応援などがスタートしています。

● コープサポーターとして被災地支援活動に参加しよう!
熊本地震から3年が経過しましたが、未だ14,000人超の方々が仮設住宅等での仮住まいを余儀なくされています。発災直後から継続してコープサポーターのみなさんによる仮設住宅でのサロン活動(こーぷ喫茶)が行われ、住民に喜ばれています。

● 組合員活動企画に積極的に参加しよう!
いろいろな人とつながり、元気が出て、新しい発見につながる組活企画。
参加しないテはありません!生協のいろいろなチャンネルの情報をチェックしてぜひ参加してください。

3. 持続可能な暮らしのために、自分事として平和や環境を考える活動を進めます。

行動計画

● ピースアクションinヒロシマ・ナガサキへ参加しよう!
先の大戦で多くの被害をもたらした原爆の投下地である広島と長崎へ、その実相を確認する旅へでかけましょう。

● 核兵器廃絶のための「ヒバクシャ国際署名」に参加しよう!(~2020)
2020年開催予定の国連NPT(核不拡散)再検討会議にむけ一人でも多く署名に取り組みましょう。

● 組合員の戦争体験を聞こう!…肉声と映像のDVD制作中(2020年完成予定)
後世に残すため、2017年から組合員に呼びかけ戦争体験を語って頂き収録と編集を進めています。

● 家庭でできる省エネ・創エネに取り組もう!
すぐにできること、時間がかかることがありますが、エコドライブのCO₂削減率はダントツです。組合員がみんなで取り組めばさらに温室ガス削減率アップにつながると思います。もしかすると「それは知らなかった!」という情報があるかもしれません。組合員の知恵を集めます。

● カタログや卵パックは次の配達日に担当さんへ渡しましょう!
共同購入のチラシや卵パック、店舗の卵パックは鳥栖エコセンター等へ集められリサイクルされます。2018年度のカタログ回収率は約60%。目指せ100%!

● プラスチック使用量を減らす取り組みを進めよう!
日本生協連でも商品の包材などできるところから進めています。
マイバッグ持参 無くなったら詰め替え 過剰包装は不要 ゴミの分別や資源ゴミの有効活用など、すでに当たり前でやっていることに加え「こんなふうにできる!」という組合員の知恵を共有しましょう。

持続可能な開発目標・SDGs

持続可能な開発とは

子どもや孫達の世代になっても環境や利益を損なわない範囲内で社会発展を進めようとする理念です。

SDGsとエシカル消費

エシカル消費とは、買い物をするときに自分視点だけではなく、環境や社会など他の人への視点をプラスする消費のことで、SDGsの達成に向けた重要な手段となります。
商品を作る側と使う側がそれぞれの責任を意識したときに、世界は変わり未来へ続く、持続可能な社会につながると期待されています。

生協くまもとは

今まで「より良いくらしのために…」多くの組合員と共に様々な活動を続けてきました。
また、誰も取り残さないというSDGsのめざすものは、協同組合の理念と重なりあっています。
まさに、生協の活動こそがSDGsの達成に向けた取り組みそのものなのです。

生協くまもとはこれからも持続可能な社会のために、SDGs行動宣言を掲げ組合員と共に歩み続けていきます