【とき】3月23日(金) 【ところ】ホテルメルパルク熊本 【参加人数】40名
熊本地震の発生から間もなく2年が経とうとしています。
仮設住宅から自宅再建、また災害復興住宅へと被災者の生活もどんどん変化していく中で、仮設住宅でのコミュニティを地域のコミュニティへと変化させていかなければならない時期にきています。そこで今回は、阪神・淡路大震災の際、復興へ向けて活動を続けて来られたコープこうべの三好宏明様を講師にお迎えし、今後の被災地支援活動に役立つお話を伺いました。
始めに講師の三好様より阪神・淡路大震災の被災状況と、コープこうべで行われた被災地支援活動の経験を元に苦労した点などを紹介され、コミュニティづくりの重要性を教えていただきました。続いて吉永理事長をはじめコープサポーター40名が6グループに分かれ、①「被災された人にとって何が実現すれば、どんなことが回復すれば復興したと実感できるか」を出し合いました。次に①で出された項目について、②「ボランティアとしてできる事、こんな支援があったらと思う事」という視点から各グループで意見交換を行いまとめました。①で一番多く出された項目は住まいに関することで、「安心して寝る場所ができた時」という意見があり、震災直後、余震が続くなか不安を抱えて過ごしていた被災者の切実な思いが伝わってきました。②については、「人のつながりを作る事」「継続的な訪問」「買い物支援」など、コミュニティづくりにも繋がる意見がたくさん出されました。
参加したコープサポーターさんからは「こーぷ喫茶などのサロン活動は仮設住宅がなくなっても地域のコミュニティづくりにとても重要だと思うので、継続していかなければならないと思いました」「熊本地震から学んだ支援の取り組みなど、これからも被災者に寄り添っていく生協でありたいと思います」などの声が聞かれました。
生協くまもとはこれからも被災地支援活動を継続していきますが、コープサポーターさんの協力なしでは続けていく事はできません。今後ともどうぞよろしくお願いします。