戦争も核兵器もない平和な未来を
~ナガサキ・ヒバクシャの想いを継承し、日本・世界にひろげよう~
「長崎原爆の日」前日に日本生協連と長崎県生協連主催で、長崎市民会館にて開催される「2018ピースアクションinナガサキ」虹のひろばに、8月7日(火)から8日(水)にかけ、熊本県生協連から26名(生協くまもと17名)で参加しました。
8月8日の午前中は、長崎原爆資料館を見学し、館内に展示されている折れ曲がった工場の鉄骨、爆心地側が熱線により焼けた橋げた、また実際に亡くなられた方の遺品や、写真を目の当たりにして、参加者は原子爆弾の悲惨さを改めて感じておられました。
その後原爆落下中心地公園に、多くの組合員さんによって折られた『千羽鶴』2束を、参加した子ども達によって奉納してから『ナガサキ虹のひろば』に参加しました。
今年の虹のひろばは、全国から40生協700名の参加により開催され、長崎女子高校龍踊部の「龍踊り」のオープニングで始まり、日本生協連の和田専務、田上市長のあいさつの後、原爆で犠牲になられた方々に黙とうを捧げました。
その後、長崎原爆被災者協議の田中重光会長が、原爆は何世代にも渡って心や体に傷が残る事を、ご自身の体験とご家族の現状をもとに報告されました。また、故谷口稜曄前会長から核兵器廃絶を訴える最後のビデオメッセージ、ヒバクシャ国際署名活動の活動紹介、被爆者体験記朗読ボランティア被爆者体験を語り継ぐ「永遠の会」の朗読、「子ども平和会議」で採択されたアピール文の読み上げなどが行われました。
最後は、被爆者歌う会「ひまわり」のみなさまによる合唱でフィナーレを迎え、その合唱は大変力強く、胸に響くものがありました。
今回の参加者から、「写真を見て胸が締め付けられ涙が出てきた」「平和を考えるいい機会になった」「原爆や戦争の凄惨さを伝えていく事が大事」などの感想が聞かれ、平和を願う気持ちが強く伝わりました。
現在平和に過ごせていることに感謝し、原爆の恐ろしさを一人でも多くの方に伝えていかなければいけないと思いました。