7月2日(土)、水俣市より家庭会(水俣市における組合員活動の中心組織)の運営委員9名が、熊本市で特に被害が甚大であった益城町と西原村を視察しました。
まずは、西原村在住の熊本県生協連 大谷専務の案内で益城町に先ごろオープンした、復興市場・屋台村を訪れました。ここは震災で被害を受けた個人商店の店主たちが協力して立ち上げた市場です。飲食店のほか、お花屋さん、お茶屋さん、アクセサリー、洋服屋さんもありました。
復興市場・屋台村でお昼をとった後、被害の大きかった西原村へ向います。移動の途中も、車窓から見える被災地の現状に驚きとも悲鳴ともつかないの声が思わず上がります。
車で移動すること15分ほど。震度7に2度襲われ、特に被害の大きかった西原村の大切畑地区に到着しました。今回案内役をしていただいた大谷専務のご自宅があります。築63年の木造家屋。1階は完全につぶれています。大谷専務は同居していた母親と閉じ込められますが、地元消防団の活躍により助けだされました。今のこの状況を見ると「よくここから無事で・・・」と思わず考えてしまうほどのものでした。
視察を終えた家庭会運営委員の9名からは、倒壊した家屋を目の当たりにし「写真でみていたが実際にみると被害の大きさがわかる」「自分に置き換えて考えるととても耐えられない」との声が上がりました。また、「他人事ではない」「自分の身に起きたら、というふうに考えたい」「今後も支援を続けたい」との感想も出されました。