生協くまもとが加盟する、熊本県生活協同組合連合会（略称：熊本県生協連、代表理事　会長理事　吉永　章／生協くまもと　代表理事　理事長兼務）は、２月２７日ホテルメルパルク熊本において「感謝のつどい～ありがとう熊本支援」を開催しました。また、翌日は大型バス２台に分乗し被災地視察を行いました。

２０１６年４月の熊本地震発災から、熊本県生協連は全国の生協及び団体の支援を受けながら支援物資の配送や避難所での炊き出し等の被災地支援の取り組みを行ってきました。この間の支援に対する感謝の気持ちを表明するとともに、今後の復興に向けた思いを共有するために、全国から６２団体１３５人が参加しました。

開会宣言は、熊本県生協連　高谷　陽子理事（生協くまもと　常任理事兼務）が行い、主催者あいさつでは、吉永　章会長理事が全国からの寄せられた支援に対する感謝を述べ「今後も熊本の復興を見守っていいただきたい」と呼びかけました。 来賓あいさつは、日本生協連　代表理事　会長理事　浅田　克己氏、日本コープ共済連　代表理事　理事長　佐藤　利明氏のお二人でした。

 

第一部「被災地からの報告と感謝の言葉」では、最初に登壇された、熊本市災害ボランティアセンター　センター長の中川奈穂子様は、生協への感謝を伝えたい、と切り出され「全国からスタッフを派遣してもらった上にボランティアへの飲料水・食料の提供、フェーズが変わった後も「被災者のために」という共通認識で対応していただいた。そのことがとても大きな力と勇気になっていた」と述べられました。続いて、「熊本地震における高齢者・障がい者支援の取り組み」について熊本県高齢者・障がい者福祉生協の小出専務理事、「被災地の現状と生協の支援活動がもたらしたもの」について熊本県生協連の大谷専務理事より報告を受けました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、「リレートーク」が行われ益城町社協緒方次長、西原村社協藤森次長、みやぎ生協須藤氏、エフコープ生協安元部長、熊本県労働者共済生協川口専務、グリーンコープ生協くまもと竹内副理事長、生協くまもと亀井復興センター事務局より発表が行われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

第二部「パネルディスカッション」では「熊本地震に見る災害ボランティアの役割と期待されること」と題し、熊本県福祉のまちづくり室　室長/木村　忠治氏より基調講演が行われ、続いて日本生協連組織推進本部　笹川本部長（コーディネーター）と５名のパネラー（益城町福祉課　木下課長、ボランティア活動支援Ｐ　米沢氏、日本医療福祉生協連　松本常務、グリーンコープ生協くまもと　高濱副理事長、生協くまもと　迫副理事長）が登壇し「大規模災害における生協の役割と連携のあり方」について様々な立場から振り返りと提言を行いました。

 

 

 

 

 

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最後に、熊本県生協連　大谷専務理事より閉会の挨拶が行われ、「感謝のつどい」は無事に閉会となりました。

 

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第一部・第二部に続き行われた懇親会では、全国の生協及び関係団体に直接お礼を、と参加された熊本県の蒲島知事よりごあいさつを頂きました。あいさつの中で知事は「強い組織力と温かな気持ちをもって大きな支援を頂いたことに改めて感謝いたします」と述べられました。 更に、県のＰＲキャラクター「くまモン」も駆け付け感謝の気持ちを伝えました。

翌２８日（火）は被災地視察ツアーとして、熊本城や避難所として使われた益城町総合体育館、テクノ仮設団地などを訪れ、被災地の現在の姿をお伝えしました。

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参加者からは「被害の大きさを目の当たりにしまだまだ支援が必要だということを痛感した」、「被災者がふだんの暮らしを取り戻すため支援を続けていきたい」 との声があがっていました。