8月6日(水)に第2回目の企画である接木を行いました。参加者は5名でしたが、皆さん頑張って作業を行いました。今回の作業は4回の企画の中でも一番難しく、今後の成長にもかかわってくる作業だったので、かなり悪戦苦闘しながらも慎重に行いました。その結果、1時間30分で260本の苗を接木することが出来ました。
まず、先日種まきして本葉が出たトマトの苗をハウスから作業所まで運び出し、接木のやり方を八代トマト流通センターの中村さんに説明していただきました。
手順は以下の通りです。
- 台木(根が強い)の苗は土から出ている3cm位の所を、カミソリで斜め(これが重要)に切ります
- 穂木(実が美味しい)の苗は葉っぱの下の茎を2cm残して、カミソリで斜めに切ります。
- 台木の斜めに切った部分に切れ目の入ったストローのような管を挿し、穂木の斜めに切った部分を台木の斜めの部分と接着させる様に挿しこみます。その後、養生室と言われる高温多湿の部屋へ移動します。
以上の行程で接木は完了ですが、接着部分がストローの中で見えにくく、大変難しい作業でした。
接着した苗が順調に成長すると、接着面が3日位で癒合(引っ付く)しますが、上手に接着してなかった場合は枯れてしまうそうです。
「初めて接木をした人は、半分成功すれば上出来です。」と中村さんから言われました。
今回の作業はここ迄で終了です。次回は接木した苗をハウスの中に植える(定植)を行います。ハウスの中の暑さがもの凄いらしいので、熱中症に気をつけて頑張りたいと思います。
記事提供/八代地域コーディネーター 黒田葉子さん