6月19日生協くまもと家庭会ホールにて、生協くまもとの食品に携わる店舗の職員、テナントの皆さん、お取引先の皆さん約130名を対象に、食品衛生講習会を開催しました。今回は、講師として水俣保健所衛生環境課の課長今村様と技師奥田様お二人をお招きしました。
講習会では、最初に今村様より食中毒発生の最近の動向と食品を扱うところにはいろいろな落とし穴が潜んでいるので、充分な注意が必要である等のお話がありました。
奥田様からは、手洗いの重要性の話があり、続いてATP測定器『ルミテスター』を使って手洗い前と手洗い後の汚染状況測定をしていただき、2人の職員が挑戦しました。手洗い後は、汚染物質の量が1/10以下までに減り、手洗いの効果を実感することができました。
最後に、次の食中毒予防4原則の紹介があり、食中毒の時期を乗り切ってくだいと締めくくられました。
<食中毒予防の4原則>
- 持ち込まない(調理施設に持ち込まない)
- 拡げない(増やさない)
- やっつける(加熱して、死滅させる)
- つけない(食品に汚染させない)
食中毒が発生しやすい時期を迎え、生協水光社では、テナント・お取引先を含め、今回学んだことを徹底し、衛生管理を行ってまいります。
※ATP測定器『ルミテスター』とは
ATP測定法とは、すべての生物の細胞内に存在するATP(アデノシン三リン酸)を酵素などと組み合わせて発光させ、その発光量を測定する方法のことです。この方法は、食品業界や医療機関などでは器具の汚染調査、清浄度調査などに利用されています。これは細菌や残渣などの汚染物質が残っているとATPが存在し、汚染度を発光量で測定するものです。その測定器の1つが『ルミテスター』です。